ここでは以下のことについてご説明させていただきます。
これからNIPTについてご検討される際には、まず以下のことをよくご理解ください。
出産までの間や産後にも医療的な支援が必要となる場合があるため、産婦人科医や小児科医等による医療が受けられる環境であることが望ましいです。 また、検査に関するさまざまな不安や悩み、葛藤に寄り添う心理的なケアを受けられるように、専門資格を持った医師やカウンセラーによる遺伝カウンセリングを受けられる環境も必要です。 そのため、NIPTは日本医学会が認可した病院で受けることが非常に重要です。
NIPTを考えるときは、あなたがNIPTを受けられる条件(※1)に当てはまっているか確認する必要があります。条件に当てはまらなかった場合でも、NIPT以外の出生前検査の選択肢があります。また、NIPTを受ける時期(※2)についても注意が必要です。
認可施設のホームページでは、検査を受けられるか、受けられる時期について説明があります。また、電話で病院に問い合わせることもできますので、きちんと確認してみましょう。
NIPTの認可施設では、以下のいずれかに当てはまる妊婦さんにNIPTを行っています。
上記に当てはまらなかった方でも、クアトロテストやコンバインド検査などの出生前検査を受けることは可能です。NIPTの制度についてよく理解されている医師(かかりつけ医など)に、出生前検査を考えていることを伝え相談してみましょう。
NIPT以外の出生前検査については、以下のページでも紹介しています。
NIPTは妊娠9週以降であれば検査を受けることができますが、陽性結果だった場合の確定的検査(絨毛検査もしくは羊水検査)には約2週間かかることを踏まえてNIPTを受ける時期を検討しましょう。妊娠20~21週頃までに羊水検査の結果を得るためには、遅くとも妊娠17週頃までにはNIPTを受けておく必要があります。
日本で行われるNIPTの対象疾患(※3)は21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーの3つです。NIPTでその他の染色体異常も調べると謳う病院は、無認可施設である可能性が非常に高いため注意が必要です。
NIPTの対象疾患は21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーです。この3つのトリソミーは、染色体異常全体の約7割を占めています。 ただし、NIPTでは、残り約3割の染色体異常や、染色体異常以外の原因による先天性疾患は調べていないことに注意が必要です。
NIPTはいろいろな臨床検査会社で実施されており、認可施設はそれぞれ異なる臨床検査会社に検査を委託しています。従って、施設によって異なる検査が実施されているのが実情です。認可施設のNIPTはいずれも厳格な精度管理が行われています。
弊社ラボコープは、2011年に世界で初めてNIPTを開発してから、これまでに世界中で100万人以上の妊婦さんの検査を実施してきました。
この実績により、弊社ラボコープのNIPTは世界の医療関係者や妊婦さんから高い信頼を得ています。
以上のことを踏まえて、認可施設の医師やカウンセラーへ相談してみましょう。